先日、特別支援協議会が開かれました
皆さん、特別支援と聞いて、どのようなことを思い浮かべるのでしょうか
特別支援児童とは、「特別な支援を要する子」という意味です

特別支援に該当する子は、特別な支援をして学習を進めていく必要があります
そこで、特別委員協議会では、支援を必要とする子を学校全体で支えていくため、その子の特性、病院での診断結果、対応方法について、情報を共有していきます
特別支援学級でなくても、通常学級でも特別支援児童は数多くいます
文部科学省が令和4年1月〜2月に実施した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」では、
「学習面又は行動面で著しい困難を示す」
通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について
とされた児童生徒数の割合
<小学校・中学校>
学習面又は行動面で著しい困難を示す 8.8% ( 8.4% ~ 9.3% )
学習面で著しい困難を示す 6.5% ( 6.1% ~ 6.9% )
行動面で著しい困難を示す 4.7% ( 4.4% ~ 5.0% )
学習面と行動面ともに著しい困難を示す 2.3% ( 2.1% ~ 2.6% )
令和4年12月13日
このように、通常学級において、実に8.8%の児童が、特別支援の傾向にあることがわかります
しかし、あくまで、特別な支援を要する児童の傾向があるということなので、すべての児童が、特別支援児童として名前が挙がっているわけではないということが言えます
では、特別支援相当と判断された子供は、どのように対応されるのでしょうか
特別支援児童と認定されたら
まず、特別支援児童と判断するためには、以下のような客観的な意見が必要となります
- 学校で行われる「知能検査」の結果
- 病院に行ったときの診断結果
- 複数の教員から見た行動の表れ
- 前年度担当教員の申し送り など

以上のような要素を総合的に踏まえ判断されます
特別支援児童は、学習面の困難さ・行動の衝動性・自閉症の傾向など、様々な要素から、その子が困難を感じていれば、支援をする必要があると考えられるのです
そして、特別支援相当であると判断されると、その子の「特別支援ファイル」と言うものが作成されます
ファイルに挟んでいくものは、
- 個別の教育支援計画
- 個別の指導計画
- 日々の学習への取り組みが分かる資料
- 協議資料
- 生い立ちがわかるその他の資料

大体が以上になります。特別支援ファイルには、その子の生年月日、家族構成、生い立ちなどの情報を記載した資料や、支援を通じて達成したい目標や方法を記した資料や、その子の特徴が表れている作品や、テストのコピーなど、その後の支援や成長がわかるものを記録し保存していくためにファイリングしていきます。
このようにすることで、担任教員でなくても、1人の子供を客観的に理解することができるため、その他多くの教員が支援にあたることができます
さらに、個別のファイルは「特別支援協議会」で子供の情報の共有に使われたり、次年度に担任することになった教師の引き継ぎに使用されます
以上のように、特別な支援を要する児童には、ファイルや会議を活用して、複数の大人で支援をしていけるようにしているのです
まとめ
「特別な支援」というと、「なにか優遇している」や、「差別をしている」と感じることもあるのかもしれません
しかし、平等を唱えているばかりでは、子供みなが等しく学ぶことができないのも現状です
保護者の中には、先生はどの子にも平等に接し、同じように教育をしていくと思っている方もいます
しかし、実際には、「個別最適な学び」を進めていくことで、みなが学習に参加できるよう工夫されています
特別な支援が必要でなくとも、子供一人一人もっている個性は様々です
したがって、その子にあった個別の対応をするのは当たり前ですし子供によって、対応の仕方が変わるのも、大人が理解できるはずです
子供の個性が多様な分、どの子にも、特別な支援が必要とも言えます
学校の中で、学習の格差がなくなるよう、これからの日本を支えていく人材を育むためにも、支援が広がっていくことを願っています

コメントを残す